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足のしびれと下肢静脈瘤②

[2023.07.29]

昨日、オクノクリニックで治療後のフォローアップ患者様にお会いしました。この方は、左下肢を硬化療法(6月)、右下肢をグルー治療(7月)と順番に行いました。元々の症状が「両足裏の変なしびれ」であったのですが、左の治療後「左のしびれが3分の2に減った、右は残っているから右の治療後に減ってくれるのが楽しみ」と仰っていましたが、右も左同様に3分の2にしびれが減ったようでした。ゼロにならなくて申し訳ないと思うのですが、「そんなことはない、3分の2に減っただけで日常生活で気にならなくなったし、台所で立ち仕事中に足が張る感じが無くなった」と仰ってくださいました。

もう一人、術前の相談にいらっしゃった方も下肢のしびれで悩まれていました。他所の下肢静脈瘤クリニックの先生から「下肢静脈瘤でしびれが起きることはない」と断言されたようです。整形外科にも通院されご苦労されているようでした。動脈の血流は良好に保たれており、虚血によるしびれではなさそうでした。私個人の経験として、下肢静脈瘤の治療後に下肢のしびれが軽減することもあることをお伝えし、治療を検討してくださるとのことでした。

下肢のしびれは本当に難しいです。下肢静脈瘤治療だけでも完結しないでしょうし、何か一つの薬だけで抑え込むのは難しいようです。そういえば、知人脳神経外科ドクターが、脳梗塞もないのに不思議な足のしびれが続く患者様は一定数いらっしゃるが、ビタミン剤を出すくらいかなあと仰っていました。

足の負担になっている原因を取り除きながら、フットマッサージや保湿・保清・保温、弾性ストッキング、運動習慣・リハビリなどのフットケアをあれこれ組み合わせながら向き合っていくのがいいのかなと考えております。オクノクリニックもただおクリニックプラスも整形外科との繋がりが強固ですから、それも強みであります。

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